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happy life with aroma
~* holistic aroma salon H【a∫】のブログ * ~

#その18 最後の講習&さよならパーティ

じゃぁ後で~とプールを後にし、シャワーを浴びてリフレッシュ。

気持ち身体ももすっきりして、最後の講習の場に向かいました。
数日前は未知の場所だったのに、なんだかここにずっといるような、
自分の家のような、そんな気分。
先生も
「午後はジェノバの街に行ってもよかったんだけど、
 この素敵な場所で過ごすのが今日で最後だし、せっかくだから
 講座をすることにしました」

内容は、4つのグループに別れ、それぞれに課題が出されます。
さっき先生はプールサイドでこれを考えていたのかしら?

2グループは精油のブレンドの課題
○「ピエモンテの夏」をテーマに精油をブレンド
○「肩こり緩和」を目的に精油をブレンド


残りの2グループはこのホテル周辺を探索してのハーブの課題、

○夜のさよならパーティの為のテーブルコーディネート
○聖ヨハネの日(夏至)の花束を作る


グループ分けはクジ引きで、私は最後の聖ヨハネの花束のグループになりました。

時間を決めて各々の作業に取り掛かります。
最後に野山を散歩できる♪とすごくワクワク。

聖ヨハネの日がテーマである以上、あの植物は欠かせないっ!

「ねぇ、セントジョーンズワートってどこに咲いてたっけ?」
「初日に道の真ん中にあったわよね~でもどこだったっけ???」

わいわい言いながら、花束に使えそうな花を選んでいきます。

ひとしきり集めて戻ると、他のグループもワイワイと奮闘中。
特にテーブルコーディネートのグループは、床いっぱいにハーブを
広げ、大変そうです。

私たちの作った花束は、今朝かすみやさんとAちゃんが近くの家から
いただいたのマドンナリリーと一緒に中央に活けられました。
flower2.jpg
flower3.jpg

ブレンド精油は、セントジョンズワートの浸出油などをベースにそれぞれワイルドな香り。
なんだか力強さを感じました。

それぞれの発表を終え、下階のテーブルに移動すると、
テーブルコーディネートのグループが飾り付けた、とっても素敵なパーティの
準備がされていました。
tableflower3.jpg
tableflower1.jpg

短時間だったのに、本当に素敵に演出がされていて、
これがすべてここで採られたハーブというのもまた嬉しさひとしお。

傾いてきた日ざしの中、ここでの最後のディナーが始まりました。

前菜はローストされたポークdish1me.jpg

ちなみにベジタリアンメニューはこちら。
dish1veg.jpg
アーティチョークが大好きな私としてはちょっとこっちにすればよかったと後悔。

パスタはミートソースが入ったラビオリ。
生地がモチモチしてて、味も深みがあって、とても美味しかったです。rabiori.jpg

メインはビーフのポルチーニソース。
さっぱりとしていてシンプルながら味わい深い一品でした。
maindish.jpg

そしてデザートは、この地域の名物と言われるショコラのケーキ。
見た目よりもさっぱりとしていて、結構パクパク食べられてしまう危険な美味しさでした。
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少々食べすぎ気味の私たちを気遣い、アヌサーティ先生が用意してくれていたのは、
ハーブのチンクチャー。
herbtink.jpg

ボトルが綺麗で思わずいただいて今自宅のキッチンに飾ってあります。
カモミールが主体の消化をよくするハーブを漬け込んだもののようです。

ディナーが終わる頃にはあたりは綺麗な夕焼けに包まれていました。
yugure.jpg

ここで最後に、ドイツの歌と日本の歌をそれぞれ交換。
どなたかが日本の童謡の本を持ってきていてくれていて、
それを見ながら、懐かしい歌をみんなで合唱しました。
こういうときのメロディは、本当に胸に染み入ります。。。

日没と共にパーティは終了。
その後も名残惜しむように、皆で話をしていましたが、
翌朝は6時には朝食を食べ出発の準備をしなくてはなりません。

部屋に戻り、摘んできたラベンダーやカモミールを一緒に
パッキングをし、同室のAちゃんと話をしながら、眠りにつきました。

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#その17 プールサイドで

アクイテルメから帰り夕方の講習まで2時間ほど休憩になりました。
何の講習になるのかなぁ~とワクワクしながら、
今日で泳ぎ納めと思い、いそいそと水着に着替えプールへ。
(お昼のパスタ、やっぱり食べ過ぎました。
ビキニからでた胃がポッコリ!写真はありません(汗))


腹ごなしに泳いでいると、アヌサーティ先生とそのボーイフレンド。
お2人ともなんだか不思議な雰囲気。
長年パートナーみたいですが、住まいは別々とのこと。

「僕はスイスの山小屋に住んでいるんだ。ベッドルームの窓からは
 アルプス山脈が見えてそれは綺麗だよ。いつか遊びにきなさい。」


そう言ってランチの時に写真を見せてくれましたが、その山小屋は
私が想像していたより100倍位広くて、素敵な場所でした。
自分の想像力の貧弱さに思わず苦笑い・・・

そんな彼に、私の仕事についてたずねられました。

「君はサロンでどんな事をしているの?」

「アロマのトリートメントやレッスン、あとインドのヘッドマッサージとか
 それを教えたりする仕事をしています。」


「へぇ~インドのマッサージ?僕はアーユルヴェーダのマッサージを
 よく受けるんだ。ちょっとやってみてもらってもいい?」


プールでそんな会話をしていると、プールサイドでアヌサーティ先生が

「そんなことを言ってはだめよ。彼女は日頃一生懸命仕事をして、
 今はオフの時間なんだから!」


とたしなめてくれます。
彼女もセラピストとしての立場を理解しているからでしょう、
そんな心遣いが嬉しい言葉でしたが、私もひと泳ぎしたところだったので

「じゃぁ、ちょっとだけリフレッシュタイムね」

と本当に少しの間ですが、チャンピサージをさせてもらいました。

プールサイドで自然に囲まれて、心地よい風を感じながらするマッサージは
それはそれはとても気持ちがよく、素敵な経験でした。

ほんの5分ほどでしたが、

「すごく気持ちよかった!君はパワーを持っているね♪」

と感想を言われ、なんだか素直に嬉しくなっちゃいましたが、
多分それはこの自然の持つ力だなと心の中で感じたのを思い出します。

その間アヌサーティ先生は何かをメモしながら、
夕方の講座の構想を練っているようでした。

プールから見えるホテルの窓では洗濯物を干す友人の姿。
お昼寝している人もいる感じ。。。

程よい疲労感と気持ちのよい風、そんな中で思い思い過ごす、こんな穏やかな時間。

今日の東京は冷たい雨が降っているからでしょうか?
帰国して半年近く経つ今、とても懐かしく思い出されます。

講座のことを書こうと思ったら、休憩時間で終わっちゃいました。
記事を改め、続きを書きます。

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#その16 古代ローマの街 アクイテルメ

気ままに更新するのはいいけれど、さすがに年越しはよくないなぁ、
と思いイタリア研修記もラストスパートです。

いよいよ実質、研修の最終日、ローズマリー畑の除草の後、
古代ローマより続く温泉街、アクイテルメへ移動します。

途中こんな遺跡があったり、世界遺産番組大好きな私としてはちょっと興奮。
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アクイテルメは古くから栄えるとてもかわいらしい街。
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湧き出る温泉は意外と熱い!

ホテルや畑で過ごすことが多かったここ数日、人や車や商店などが
なんだか新鮮に目に映ります。
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ヨーロッパの小さな町ならではの、坂や階段のある迷路のような道を歩きます。
なんだか夢の中に出てきそうな、素敵な家々が並んでいます。

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アヌサーティ先生は、
「イタリアの都会は人が多くあまり好きではないけどこの街は特別。大好きなところ」
とおっしゃっていました。
なんだか分かるような気がします。
落ち着いた佇まいの中に、古さと人の温かみが溶け込んでいて、とても素敵な街でした。
プチホテルやスパなどもあり、また観光でゆっくりときてみたいなと思います。

アクイテルメを後にバスでしばらく走ったところが今日のランチ処。

ここもレストランのベランダから眺めると古い家と川のあるとっても素敵な場所。
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ランチがまたまたとっても美味しい。
前菜は興奮してしまって撮り忘れました。

パスタはポルチーニ茸とくるみを練りこんだという手打ちのフィットチーネ。
これが絶品で、思い出すだけでものすごく食べたくなる味。
サービング形式だったので性懲りもなくお代わりをしてしまいました。
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メインはローストしたポークとポテトをローズマリーでグリルしたもの。
さっき除草したローズマリーを思い出しながら、これまた美味しくいただきました。
見た目よりもさっぱりとしていてこれも美味しかったなぁ・・・。
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そしてデザートはやっぱりマチェドニア。
お店によって個性があって、面白いです。
ここのは苺が主役で甘酸っぱくて疲れがとれる感じ。
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自然の中に溶け込んでいながら、どこかモダンな感じのする素敵なお店です。
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そしてミネラルウォーターのボトルがまた可愛くって、思わず撮影。
コレクションして並べたくなります。
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お腹いっぱい、そしてまたまた酔っ払って、辺りをお散歩。
素敵なお庭がある家が沢山。

これはおそらくハニーサックルの垣根。角を曲がる以前からなんともいえない
甘い香りが漂っていました。
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ここは写真集に出てきそうな素敵なお庭。
この巨大なビン、欲しいなぁ。。。意味もなく並べたい。。。
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そんなこんなで朝の労働も忘れてすっかりご機嫌になってしまいましたが、
いよいよ最終日の午後、ジェノバまで足を伸ばすという案もありましたが、
話し合った結果、ホテルに帰って最後の講義を受けることになりました。

何をするのかはお楽しみ・・・とのことでバスの中で一眠り・・・。

次回に続きます!

※文章・写真につきましては、
  複製・転用はご遠慮いただきますようお願いいたします。



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#その15 4日目の朝~最後の農業体験

聖ヨハネの日の翌日、この日も6時前にサンサンとした朝日と蜂の羽音で目が覚めます。
4日目にして、なんだかすっかり日常となってしまった朝の風景と音。

窓の外では、日課の様に蜂がダンスをしている羽音が聞こえます。
これが東京の自宅なら、家に入ってきては大変!と慌てて窓を閉めるところ。
最初は気になったものの、彼らは決して入ってこないし、もし入ってきても
ま、いいかと思ってしまうのは、自然の中にいるからでしょうか?

逃がしても逃がしても入ってくる巨大バッタ君とはすっかりお友達。

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逃がす気も起きなくなり、最終日はバスルームにいたので、
一緒にシャワーを浴びました。
バッタに水がかからないように気を遣いながらシャワーを浴びるなんて、
もちろん初めての経験です。

今朝も洗顔もそこそこにお散歩。イタリアでの朝の散歩の習慣が、
帰国してからも生活習慣になって、
それがきっかけで様々な劇的な変化があるとは、この時は思いも寄りませんでした。

明日は朝早くにここを発たなければなりません。
ちょっとホテルの敷地から出て冒険しちゃおう!

お勝手口には、おなじみになったネコちゃん。
近寄ると逃げるので、そっと撮影。カメラ目線、ありがとう。

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これがホテルの入り口の門。一応目印にはなるし防犯もしているけれど、
横から回ればすっと外に出られてしまう。

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そして門の外にはこんな山道。この周辺に野生のラベンダー畑があるわよと
昨夜先生が教えてくれていました。見つけられるかな~♪

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ありました☆なんだか子供の頃の探検気分!
周りには誰もいない、秘密の場所を見つけた感じ。

整地されていない、ところを草を踏み分け探検していると、
同室のAちゃんとかすみ屋さんが、素敵な花束を持って外から帰ってくるところに遭遇。

ラベンダー畑を探してさまよっている間に、坂道を下り民家にたどり着いたら
とっても素敵なユリが咲いていたので見ていたら、家のご主人が、
ポキポキと折ってプレゼントしてくれたとのこと。

日本のユリとは違う、なんだかやわらかくて気品のある上品な香り。
後でこれが、ヴィーゼの美容クリームにもなっている
あの「マドンナリリー」であることが、
手塚社長の嬉しい叫びとともに判明します。

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この日も朝ごはんを美味しくいただき、最後の農業体験となる畑にバスで出発。
途中の車窓からは崖に咲き誇るエニシダが目に付きます。

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このエニシダ、マスカットにも似たとってもいい香りがすることを、
イタリアに来て初めて知りました。希少ですが精油もあるとのこと、
身体にはあまり使用しませんが、香水作りなんかにすごく良いのではと思います。

マカデミアナッツの木やオリーブの木などを眺めているうちに目的に到着。
今日の目的は「ローズマリー畑の除草」です。

これ以上にないくらい元気いっぱいに伸びているローズマリー畑は
その中にいるだけで、気分がシャッキリしてきます。
朝にはぴったりのハーブですね。

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よく見ると元気なローズマリーの間から、これまた元気にイネ科の植物が・・・。

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これが今回の除草目的の随伴草です。
今までご紹介した菜種などと違って、これがやっかい!
何せ根っこが地を這うように横に伸び、スポスポとは簡単に抜けません。

皆このはびこる根と格闘しながら、少しずつ除草。
初日に配られたカマ&クワが活躍しますが、根が頑固であまり進みません。

ふぅ、疲れたのでちょっと休憩。(さぼってる感じ・・・?)
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私たちがふうふう言っていると、アヌサーティ先生が、
「除草は労働でもあるけれど、こうやっているうちに、みんな、
 ローズマリーからパワーを沢山もらっているのよ」と言います。

確かに常にローズマリーのいい香りに囲まれて、疲れるけれど気分はいい。
それにここには決してマイナスな気は流れていない。

農薬を使ってないけど害虫はいないし、あ・・・!てんとう虫!これは益虫だし。

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なんだか嬉しそうです♪

ローズマリー畑の隣には、ここにもラベンダー畑があって、
他の国のチームが除草をしていました。

みんなで写真を取り合ったり、ラベンダーを摘んだりして、和気藹々。

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ここ数日で色々ラベンダー畑を見たけれど、やっぱりその場所場所で空気も感じも違う。
同じ真性ラベンダーの精油でも香りが違うのは当然ですね。

摘んだラベンダーと帰り道に落ちていた松ボックリ。
掌よりも大きくって、巨大!

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昨日あんなにお腹いっぱいだったのに、朝の労働とローズマリーのおかげで
なんだかお腹が空いてきた!

今日はこれからアクイテルメという古代ローマから栄える温泉街に行ってからお昼。

最終日とはいえ、まだ始まったばかりで今日も盛りだくさん!
楽しみに移動します♪

※文章・写真につきましては、
  複製・転用はご遠慮いただきますようお願いいたします。

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#その14 聖ヨハネの夜

胃もはちきれんばかりの状態でホテルに帰った私たち。

夕飯まではお休みタイムとなりました。
とりあえず少し横になろうかと思いましたが、
今寝てしまっては、とても夕飯はお腹に入りそうになりません。

「そうだ、プールで泳ごう♪」

ホテルであるカッシーナ・ボゼッティにはとても素敵なプールがあるのです。
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水着を持ってきていたので、チャンスがあったら泳ぎたいなと思っていました。
お酒も抜けてきたし、腹ごなしにはもってこいの運動!

早速着替えてプールへ。
プールには、先ほどまで最後まで一緒に食べ&飲んでいたかすみ屋さんと、
ヴィーゼのアヌサーティー先生も一緒。

プールサイドには素敵なピンクのバラ。
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こんな環境で泳げるなんて、ものすごい幸せ
思わず記念撮影してもらいました。
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「いつもは自宅の近くの湖で泳いでいるの」とアヌサーティ先生。

プールを回るように美しい弧を書きながら、優雅に泳ぎます。
かたやいつも区民プールでモクモクと泳いでいる私は、
コースもないのに、ついつい直線で泳いでターン・・・。

日頃の生活ってこんなところにも出るんだな~と実感してしまいました。

程よく疲れたところで引き上げ、軽く横になって、さぁ夕ご飯。
運動したせいか、ちょっと小腹も空き、作戦?成功。

ホテルの方も考慮して、量を少なめにしてくださっていました。
それでもこんな素敵なディナーを前にすると、食欲も出てくるものです。

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トマトとモッツァレラの前菜に

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青菜を練りこんだパスタのボロネーゼソース。
今思い出しただけでもお腹がすいてくる、美味しさでした。

もちろんワインも♪

美味しくいただいている間に夕日も傾いてきます。
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こんな雄大な景色の中、美味しいワインと食事ができる幸せ、
明日でここを離れるなんて・・・!
なんだか名残惜しく感じているところに、

「今日は特別な日、夕食後にお祝いをするよ!」と先生達。

そう、この日はなんと聖ヨハネの日(6月24日)。

日本では夏至の日に当たります。
どうりで日が長いはず、実は私たちが泳いだのは19時も近く、
夕日が沈むのは22時近くだったのです。

キリスト教では、重要な儀式を行なう日とされていて、
中世のヨーロッパでは、この日に薬草を集める風習があります。

古くからこの日に収穫することで有名になったハーブが、セントジョンズワート(西洋オトギリソウ)。
抗ウツ作用が有名ですが、創傷や神経痛、リューマチにもその作用を発揮します。
この日に収穫するのが一番薬効も高く、良い精油がとれることから
この名がついたそうです。

昼に野山を歩いていたときにも、野生のセントジョンズワートが足元に咲いていました。
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黄色い花を咲かせますが、葉に鮮やかな赤い色素を含んでいて、
浸出油は赤くなります。またドライにしたハーブもやや赤みがかっています。

この赤い色素のせいでしょうか?

日本のオトギリソウの語源は「弟切草」。
この薬草を鷹の傷薬の秘薬として使っていた兄弟の
弟がうっかりこの秘密を他人に漏らしてしまったことに兄が激怒し、
切り殺してしまいます。そのとき飛び散った血がこの草には含まれている、
という伝説があります。

キリスト教にも様々な神話を持つハーブ、それだけ古くからその薬効を
生活に役立ててきたからに違いありません。

話が逸れましたが、夕飯が終わる頃にはあたりは真っ暗。
いつの間にか裏庭には儀式の準備が。。。
焚き火が作られ、それぞれ背負っているものを手放したり、
願い事をしながら小枝をくべて行きます。

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儀式の時には先生が、エジプトに伝わるお香のキフィを焚いてくれました。
とっても素敵な香りで、神聖な気分になります。
キリスト教徒ではありませんが、こんな風に、気持ちの整理をつける風習って
いいな、となんだかおだやかな気分になりました。

裏には蛍が沢山!
そのほかは本当に真っ暗闇なので、焚き火の光と蛍の光の中で
とても幻想的な夜となりました。

先生が歌ってくれた不思議なメロディが、未だに時々頭に蘇ってきます。
香りに、旋律に、景色・・・。
こういう印象って、長い間記憶に留まるものなのですね。

この日もぐっすり眠り、翌日はこの地での実質最終日を迎えます。

ついつい長くなってしまいました。
イタリア旅行記、よろしければあと少し、お付き合いくださいね。

※文章・写真につきましては、
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