
胃もはちきれんばかりの状態でホテルに帰った私たち。
夕飯まではお休みタイムとなりました。
とりあえず少し横になろうかと思いましたが、
今寝てしまっては、とても夕飯はお腹に入りそうになりません。
「そうだ、プールで泳ごう♪」
ホテルであるカッシーナ・ボゼッティにはとても素敵なプールがあるのです。

水着を持ってきていたので、チャンスがあったら泳ぎたいなと思っていました。
お酒も抜けてきたし、腹ごなしにはもってこいの運動!
早速着替えてプールへ。
プールには、先ほどまで最後まで一緒に食べ&飲んでいたかすみ屋さんと、
ヴィーゼのアヌサーティー先生も一緒。
プールサイドには素敵なピンクのバラ。

こんな環境で泳げるなんて、ものすごい幸せ
思わず記念撮影してもらいました。

「いつもは自宅の近くの湖で泳いでいるの」とアヌサーティ先生。
プールを回るように美しい弧を書きながら、優雅に泳ぎます。
かたやいつも区民プールでモクモクと泳いでいる私は、
コースもないのに、ついつい直線で泳いでターン・・・。
日頃の生活ってこんなところにも出るんだな~と実感してしまいました。
程よく疲れたところで引き上げ、軽く横になって、さぁ夕ご飯。
運動したせいか、ちょっと小腹も空き、作戦?成功。
ホテルの方も考慮して、量を少なめにしてくださっていました。
それでもこんな素敵なディナーを前にすると、食欲も出てくるものです。

トマトとモッツァレラの前菜に

青菜を練りこんだパスタのボロネーゼソース。
今思い出しただけでもお腹がすいてくる、美味しさでした。
もちろんワインも♪
美味しくいただいている間に夕日も傾いてきます。

こんな雄大な景色の中、美味しいワインと食事ができる幸せ、
明日でここを離れるなんて・・・!
なんだか名残惜しく感じているところに、
「今日は特別な日、夕食後にお祝いをするよ!」と先生達。
そう、この日はなんと聖ヨハネの日(6月24日)。
日本では夏至の日に当たります。
どうりで日が長いはず、実は私たちが泳いだのは19時も近く、
夕日が沈むのは22時近くだったのです。
キリスト教では、重要な儀式を行なう日とされていて、
中世のヨーロッパでは、この日に薬草を集める風習があります。
古くからこの日に収穫することで有名になったハーブが、セントジョンズワート(西洋オトギリソウ)。
抗ウツ作用が有名ですが、創傷や神経痛、リューマチにもその作用を発揮します。
この日に収穫するのが一番薬効も高く、良い精油がとれることから
この名がついたそうです。
昼に野山を歩いていたときにも、野生のセントジョンズワートが足元に咲いていました。

黄色い花を咲かせますが、葉に鮮やかな赤い色素を含んでいて、
浸出油は赤くなります。またドライにしたハーブもやや赤みがかっています。
この赤い色素のせいでしょうか?
日本のオトギリソウの語源は「弟切草」。
この薬草を鷹の傷薬の秘薬として使っていた兄弟の
弟がうっかりこの秘密を他人に漏らしてしまったことに兄が激怒し、
切り殺してしまいます。そのとき飛び散った血がこの草には含まれている、
という伝説があります。
キリスト教にも様々な神話を持つハーブ、それだけ古くからその薬効を
生活に役立ててきたからに違いありません。
話が逸れましたが、夕飯が終わる頃にはあたりは真っ暗。
いつの間にか裏庭には儀式の準備が。。。
焚き火が作られ、それぞれ背負っているものを手放したり、
願い事をしながら小枝をくべて行きます。

儀式の時には先生が、エジプトに伝わるお香のキフィを焚いてくれました。
とっても素敵な香りで、神聖な気分になります。
キリスト教徒ではありませんが、こんな風に、気持ちの整理をつける風習って
いいな、となんだかおだやかな気分になりました。
裏には蛍が沢山!
そのほかは本当に真っ暗闇なので、焚き火の光と蛍の光の中で
とても幻想的な夜となりました。
先生が歌ってくれた不思議なメロディが、未だに時々頭に蘇ってきます。
香りに、旋律に、景色・・・。
こういう印象って、長い間記憶に留まるものなのですね。
この日もぐっすり眠り、翌日はこの地での実質最終日を迎えます。
ついつい長くなってしまいました。
イタリア旅行記、よろしければあと少し、お付き合いくださいね。
※文章・写真につきましては、
複製・転用はご遠慮いただきますようお願いいたします。
夕飯まではお休みタイムとなりました。
とりあえず少し横になろうかと思いましたが、
今寝てしまっては、とても夕飯はお腹に入りそうになりません。
「そうだ、プールで泳ごう♪」
ホテルであるカッシーナ・ボゼッティにはとても素敵なプールがあるのです。

水着を持ってきていたので、チャンスがあったら泳ぎたいなと思っていました。
お酒も抜けてきたし、腹ごなしにはもってこいの運動!
早速着替えてプールへ。
プールには、先ほどまで最後まで一緒に食べ&飲んでいたかすみ屋さんと、
ヴィーゼのアヌサーティー先生も一緒。
プールサイドには素敵なピンクのバラ。

こんな環境で泳げるなんて、ものすごい幸せ

思わず記念撮影してもらいました。

「いつもは自宅の近くの湖で泳いでいるの」とアヌサーティ先生。
プールを回るように美しい弧を書きながら、優雅に泳ぎます。
かたやいつも区民プールでモクモクと泳いでいる私は、
コースもないのに、ついつい直線で泳いでターン・・・。
日頃の生活ってこんなところにも出るんだな~と実感してしまいました。
程よく疲れたところで引き上げ、軽く横になって、さぁ夕ご飯。
運動したせいか、ちょっと小腹も空き、作戦?成功。
ホテルの方も考慮して、量を少なめにしてくださっていました。
それでもこんな素敵なディナーを前にすると、食欲も出てくるものです。

トマトとモッツァレラの前菜に

青菜を練りこんだパスタのボロネーゼソース。
今思い出しただけでもお腹がすいてくる、美味しさでした。
もちろんワインも♪
美味しくいただいている間に夕日も傾いてきます。

こんな雄大な景色の中、美味しいワインと食事ができる幸せ、
明日でここを離れるなんて・・・!
なんだか名残惜しく感じているところに、
「今日は特別な日、夕食後にお祝いをするよ!」と先生達。
そう、この日はなんと聖ヨハネの日(6月24日)。
日本では夏至の日に当たります。
どうりで日が長いはず、実は私たちが泳いだのは19時も近く、
夕日が沈むのは22時近くだったのです。
キリスト教では、重要な儀式を行なう日とされていて、
中世のヨーロッパでは、この日に薬草を集める風習があります。
古くからこの日に収穫することで有名になったハーブが、セントジョンズワート(西洋オトギリソウ)。
抗ウツ作用が有名ですが、創傷や神経痛、リューマチにもその作用を発揮します。
この日に収穫するのが一番薬効も高く、良い精油がとれることから
この名がついたそうです。
昼に野山を歩いていたときにも、野生のセントジョンズワートが足元に咲いていました。

黄色い花を咲かせますが、葉に鮮やかな赤い色素を含んでいて、
浸出油は赤くなります。またドライにしたハーブもやや赤みがかっています。
この赤い色素のせいでしょうか?
日本のオトギリソウの語源は「弟切草」。
この薬草を鷹の傷薬の秘薬として使っていた兄弟の
弟がうっかりこの秘密を他人に漏らしてしまったことに兄が激怒し、
切り殺してしまいます。そのとき飛び散った血がこの草には含まれている、
という伝説があります。
キリスト教にも様々な神話を持つハーブ、それだけ古くからその薬効を
生活に役立ててきたからに違いありません。
話が逸れましたが、夕飯が終わる頃にはあたりは真っ暗。
いつの間にか裏庭には儀式の準備が。。。
焚き火が作られ、それぞれ背負っているものを手放したり、
願い事をしながら小枝をくべて行きます。

儀式の時には先生が、エジプトに伝わるお香のキフィを焚いてくれました。
とっても素敵な香りで、神聖な気分になります。
キリスト教徒ではありませんが、こんな風に、気持ちの整理をつける風習って
いいな、となんだかおだやかな気分になりました。
裏には蛍が沢山!
そのほかは本当に真っ暗闇なので、焚き火の光と蛍の光の中で
とても幻想的な夜となりました。
先生が歌ってくれた不思議なメロディが、未だに時々頭に蘇ってきます。
香りに、旋律に、景色・・・。
こういう印象って、長い間記憶に留まるものなのですね。
この日もぐっすり眠り、翌日はこの地での実質最終日を迎えます。
ついつい長くなってしまいました。
イタリア旅行記、よろしければあと少し、お付き合いくださいね。
※文章・写真につきましては、
複製・転用はご遠慮いただきますようお願いいたします。
スポンサーサイト

